PROFILE

松本茂高  Shigetaka Matsumoto

1973年神奈川県生まれ。21歳の時に初めて訪れたアラスカの原野に圧倒され、現在もアラスカを中心とした旅を続けている。
ニコンサロン新宿、モンベル、コニカミノルタプラザ新宿、山梨県北杜市津金学校などで個展を開催。




2013年1月28日月曜日

トーテムポール

Looking at Totem Pole




最後の氷河期が終わる一万年以上前から、北米北西海岸一帯にはモンゴロイド(アメリカ先住民の祖先)が暮らしてきた。
彼らは氷河が後退して生まれた沿岸部の森や川に沿って集落を造っていった。そして、あらゆるすべての生命、雨や風などの自然現象にさえスピリット(精霊)が宿り、森羅万象にはすべて意思があると信じ、沿岸部の森と海の恵みに支えられて長い間、生きてきた。
北米北西海岸に暮らしてきた人々は、総じて狩猟採集の生活を営み、自然の中で編み出された様々な叡智は、子孫へと受け継がれていった。そして、彼らの遠い祖先と精霊たちの物語をトーテムポールに刻み込んだ。

Totem Pole
Queen Charlotte Islands, BC CANADA 2000.


カナダ太平洋岸に浮かぶクイーンシャーロット諸島で、ゆっくりと朽ち果てて森と同化してゆくトーテムポールを見る事が出来る。



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