PROFILE

松本茂高  Shigetaka Matsumoto

1973年神奈川県生まれ。21歳の時に初めて訪れたアラスカの原野に圧倒され、現在もアラスカを中心とした旅を続けている。
ニコンサロン新宿、モンベル、コニカミノルタプラザ新宿、山梨県北杜市津金学校などで個展を開催。




2016年10月20日木曜日

ブナ

Colored leaves of the beech



柔らかなブナの森の小道をゆっくりと歩く。
どこかで何者かに見られているような気配。


Aomori, Japan



2016年9月4日日曜日

残照のデナリ、秋の空

Afterglow and Mt.Denali



9月初旬のデナリ国立公園。
5月末から続いた白夜も終わりを告げ夜空が戻ってくるこの頃、極北の大地が紅葉のピークを迎える。
もうすぐそこに冬の足音が聞こえてくる。


Denali National Park and Preserve, Alaska 2008



2016年8月2日火曜日

北極圏の野生動物

Arctic Wildlife



人が暮らす街も、人工物も何も無いウィルダネス。
北極圏国立野生動物保護区




Caribou カリブー



Arctic ground squirrel ホッキョクジリス



Grizzly グリズリー



2016年7月21日木曜日

北極圏国立野生動物保護区

Arctic National Wildlife Refuge



アラスカ北極圏を東西に連なる峰々、ブルックス山脈。


Mountains continuing the Arctic Alaska to the east and west.







白夜のアラスカ北極圏。この季節、太陽は決して地平線に沈むことはない。
いくつものカリブーの群れも西へと過ぎ去り、先ほどまで遠くに見えていたグリズリーもまた丘を越えて消えてしまった。そして静寂がここに残された。
名残惜しくぼんやりと残照を浴びた雲を眺めながら、テントへと戻って行く。明日は晴れるだろうか...


2016年6月22日



2016年6月8日水曜日

輝ける季節

Shining season



夏のアラスカ

明日から6年ぶりに夏のアラスカへ旅に出る。
21歳で初めてアラスカを訪れてから、もう何度アラスカへ旅に出たことだろう。
自分の人生の半分はアラスカという大地に思いを馳せて生きてきたように思う。

輝きに満ちた白夜のアラスカに、身も心もどっぷりと浸かってこようかと思う。



Grizzly bear

夕日を浴びた崖の斜面で戯れるグリズリーの親子


2016年5月7日土曜日

立夏

Beginning of Summer


次第に夏めいてくる頃



白夜の北極海 

Arctic ocean, Alaska. June 2010.


アラスカ北極圏野生動物保護区


Arctic National Wildlife Refuge, Alaska. June 2010.





Arctic National Wildlife Refuge, Alaska. June 2010.


2016年5月2日月曜日

八十八夜

The eighty-eighth day from the setting in of spring


立春から数えて八十八日目の夜。
もう直ぐ初夏を迎える。
八と十と八を重ねて出来上がることから縁起の良い農の吉日とされる。
八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬とも言われる。



福島県檜枝岐村




長野県茅野市



山梨県北杜市


2016年4月14日木曜日

モノクロームの北極海

The monochrome Arctic ocean


15年ほど前に初めて北極海を訪れた。3週間の川旅の末、北極海へとたどり着いた。

アラスカの北極圏はとても広大で荒涼としている。天気が悪く空に雲がかかると夏の白夜にもかかわらず薄暗い。あらゆる全てのものに彩度が失われ、モノクロームの世界に変貌してしまうのだ。そして、北極海から吹き付ける風は身を切るような冷たさで、風の音以外に何も聞こえない。風景に負けてしまうとはこのことだ。否が応でも無言になってしまう。

その当時、ポジフィルムでアラスカを熱心に撮影をしていたが、ふと遊び心でモノクロフィルムでも撮影してみた。







どんよりとした北極海。打ち付ける波もなく静寂そのもの。




木が一本も生えていないはずの北極海沿岸部には巨大な流木がそこらじゅうにある。
しかし、その流木たちは長い長い旅の末、この場所に人知れず打ち上げられたのだ。
ある春の日、遠く離れた内陸奥深くの大河ユーコンやマッケンジー流域に立っていた一本の大木が、雪解けの濁流による侵食の末、海まで流され海流に運ばれてこの場所に打ち上げられたのだろう。




2016年4月13日水曜日

極北の春

Spiring coming of the far north


輝きの季節     Brooks range, Alaska. The end of April 2014.




24時間の太陽エネルギーが生命に命を吹き込む。


長い冬をハコヤナギの木の枝を食べて乗り切ったムースも、もうじき新緑の季節を迎え、みずみずしい若葉を食べることができる。


長い冬を栄養分の乏しい木の枝で乗り切った体には余分な脂肪はついていない。骨格が浮き出るほどのその体がアラスカの過酷さを物語っている。



Willow ハコヤナギ


2016年4月9日土曜日

清明

The arrival of the season of the brightness



生命の輝きの季節の到来

若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う。







福島県桧枝岐村 4月下旬


2016年4月8日金曜日

Canadian wild cherry tree

山桜



2015年4月5日、バンクーバー島の山中では新緑の季節を迎え、山桜が満開を迎えていた。










Vancouver Island, BC Canada. April 2015.


2016年3月17日木曜日

飯豊夜景

Night view from the top of Iide mountains




疲れているにもかかわらず、なかなか寝付くことができなかった。外が気になり防寒着を着込み避難小屋から外へ出て行く。張り詰めた外の空気が何故だか心地よい。風の音以外に何も聞こえない静かな山中で、眼下にかすかに揺らめく新発田市の街の灯りに僅かな温もりを感じた。


Shibata city Niigata, Japan


新潟県新発田市 二王子岳

2016年3月16日水曜日

飯豊夕景

Evening view of Iide mountains


飯豊連峰の夕景











新潟県新発田市二王子岳頂上から

2016年3月

2016年2月21日日曜日

Frozen river

Arctic Alaska




五月になってもまだ凍結したままの北極圏の川








North Slope, Alaska. May 2013


2016年2月12日金曜日

足跡

Footprints left in the snow field


農閑期の牧場
雪原に残された足跡












2016年1月1日金曜日

迎春

Happy New Year 2016




皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年 元旦