PROFILE

松本茂高  Shigetaka Matsumoto

1973年神奈川県生まれ。21歳の時に初めて訪れたアラスカの原野に圧倒され、現在もアラスカを中心とした旅を続けている。
ニコンサロン新宿、モンベル、コニカミノルタプラザ新宿、山梨県北杜市津金学校などで個展を開催。




2017年10月5日木曜日

浄土平の秋

Northern Autumn Colors


浄土平(磐梯朝日国立公園)
吾妻小富士、東吾妻山、一切経山などに囲まれた標高1600mほどの平坦地。周囲を山で囲まれているので街の光が遮られ、空気も澄んでいるので夜間の星空観察にはとてもいい環境です。






満天の星
浄土平キャンプ場で夜を過ごし、真夜中に目が覚めると、テントの外は満天の星。ヘッドランプを点け、ダウンジャケットを羽織り真っ暗闇の森を抜け浄土平へと足を運ぶ。見上げた空には無数の星々がゆらゆらと明滅を繰り返しているように見える。木道は霜が降り始めるほどの寒さではあるが、ダウンジャケットに身を包んでいるので空気の冷たさがとても心地よい。





朝の散歩道
日の出とともに早朝の浄土平から鎌沼へと向かう登山道をゆっくりと登って行く。朝の光が色づき始めた木々の間から差し込み、とても穏やかな気持ちに満たされる。





森林限界を超えて、湿原の中を整備された木道をゆっくりと進むと遠くに鎌沼が見えてきた。どこまでも澄みきった秋の空気と湧き水のように水底の石まではっきり見えるほどの鎌沼の水。沼の周囲に整備された木道の脇には赤く色づいたカエデやナナカマドがクマザサとコメツガの緑の中にアクセントとなっている。









ゆっくり歩いて2時間程度の標高差200mほどの朝の散歩道。うっすら額に汗をかく程度で秋の行楽で賑わう浄土平へと降りてきた。








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