調和に満ちた世界
何もわからずに何かに惹きつけられるようにアラスカへ向かいました。
そして、何年も何年も夢中で旅をして様々な風景に出会って行くうちに、僕が引かれ続けている世界は調和に満ちた世界だと。。
生命に満ち溢れた原生の森、もろく儚く過酷な環境で生き抜く北極圏の自然。
どの世界もすべてのものが繋がり紡ぎあっていることに気が付いたときに、この上もない感情に包まれます。それは、幸福とか不幸とはそのような感情では無く、もっと深く重いものなのかもしれません。
しかし、その調和に満ちた世界は一瞬にして全てを失わせてしまう力を私たちは持ってしまっています。そして、その調和に満ちた世界から遠く離れた場所にいる者のエゴによって何も罪もない生命の存在は無視され、脅かされ続けています。
自然とは誰かのために在るものでは無く、厳然としてそこに在るだけなのかもしれません。だからこそ、私はそこに意味を求めるものでは無く、ただじっと見つめていきたいと思うのです。
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