In the silence of the winter morning
Chusonji (temple), Hiraizumi Iwate Japan
2017. 12. 19
冬至を過ぎ、毎日少しずつ日照時間が延びて行く。
これから本格的な寒さを迎えようとするのに、冬至を境に春を意識するようになっている。人はこうやっていつも太陽の位置を意識しながら生活していたのだなとふと思った。
昨夜に少しだけ雪が降ったようだ。ここは東北地方でも雪が少ない地域だから、日本海側のような、ずんずんと降り積もるようなことはないのであろう。平日の朝の中尊寺はまだ訪れる人がほとんど無く、とても静かで落ち着いた空気がゆったりと流れていた。
今年の夏にも訪れた中尊寺。夏草の中にひんやりとした空気が流れていたことを、つい数ヶ月前なのに遠い昔の事のように懐かしく思われる。そして、移ろいゆく季節の中で、変わりゆく自然の美しさにいつも心を奪われてしまう。その時、厳然としてそこに在り続ける自然を目の前にして、人間の命は有限だということにいつも気付かされる。
今年も残すところあと一週間ほど。
どうぞ良い年の瀬を。
2017年12月19日
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