PROFILE

松本茂高  Shigetaka Matsumoto

1973年神奈川県生まれ。21歳の時に初めて訪れたアラスカの原野に圧倒され、現在もアラスカを中心とした旅を続けている。
ニコンサロン新宿、モンベル、コニカミノルタプラザ新宿、山梨県北杜市津金学校などで個展を開催。




2016年9月4日日曜日

残照のデナリ、秋の空

Afterglow and Mt.Denali



9月初旬のデナリ国立公園。
5月末から続いた白夜も終わりを告げ夜空が戻ってくるこの頃、極北の大地が紅葉のピークを迎える。
もうすぐそこに冬の足音が聞こえてくる。


Denali National Park and Preserve, Alaska 2008



2016年8月2日火曜日

北極圏の野生動物

Arctic Wildlife



人が暮らす街も、人工物も何も無いウィルダネス。
北極圏国立野生動物保護区




Caribou カリブー



Arctic ground squirrel ホッキョクジリス



Grizzly グリズリー



2016年7月21日木曜日

北極圏国立野生動物保護区

Arctic National Wildlife Refuge



アラスカ北極圏を東西に連なる峰々、ブルックス山脈。


Mountains continuing the Arctic Alaska to the east and west.







白夜のアラスカ北極圏。この季節、太陽は決して地平線に沈むことはない。
いくつものカリブーの群れも西へと過ぎ去り、先ほどまで遠くに見えていたグリズリーもまた丘を越えて消えてしまった。そして静寂がここに残された。
名残惜しくぼんやりと残照を浴びた雲を眺めながら、テントへと戻って行く。明日は晴れるだろうか...


2016年6月22日



2016年6月8日水曜日

輝ける季節

Shining season



夏のアラスカ

明日から6年ぶりに夏のアラスカへ旅に出る。
21歳で初めてアラスカを訪れてから、もう何度アラスカへ旅に出たことだろう。
自分の人生の半分はアラスカという大地に思いを馳せて生きてきたように思う。

輝きに満ちた白夜のアラスカに、身も心もどっぷりと浸かってこようかと思う。



Grizzly bear

夕日を浴びた崖の斜面で戯れるグリズリーの親子


2016年5月7日土曜日

立夏

Beginning of Summer


次第に夏めいてくる頃



白夜の北極海 

Arctic ocean, Alaska. June 2010.


アラスカ北極圏野生動物保護区


Arctic National Wildlife Refuge, Alaska. June 2010.





Arctic National Wildlife Refuge, Alaska. June 2010.


2016年5月2日月曜日

八十八夜

The eighty-eighth day from the setting in of spring


立春から数えて八十八日目の夜。
もう直ぐ初夏を迎える。
八と十と八を重ねて出来上がることから縁起の良い農の吉日とされる。
八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬とも言われる。



福島県檜枝岐村




長野県茅野市



山梨県北杜市


2016年4月14日木曜日

モノクロームの北極海

The monochrome Arctic ocean


15年ほど前に初めて北極海を訪れた。3週間の川旅の末、北極海へとたどり着いた。

アラスカの北極圏はとても広大で荒涼としている。天気が悪く空に雲がかかると夏の白夜にもかかわらず薄暗い。あらゆる全てのものに彩度が失われ、モノクロームの世界に変貌してしまうのだ。そして、北極海から吹き付ける風は身を切るような冷たさで、風の音以外に何も聞こえない。風景に負けてしまうとはこのことだ。否が応でも無言になってしまう。

その当時、ポジフィルムでアラスカを熱心に撮影をしていたが、ふと遊び心でモノクロフィルムでも撮影してみた。







どんよりとした北極海。打ち付ける波もなく静寂そのもの。




木が一本も生えていないはずの北極海沿岸部には巨大な流木がそこらじゅうにある。
しかし、その流木たちは長い長い旅の末、この場所に人知れず打ち上げられたのだ。
ある春の日、遠く離れた内陸奥深くの大河ユーコンやマッケンジー流域に立っていた一本の大木が、雪解けの濁流による侵食の末、海まで流され海流に運ばれてこの場所に打ち上げられたのだろう。